現下の諸問題と展望3
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イラク情勢混乱は米国の政策失敗よりも目標達成との某指摘に関して
投稿者:
不動明王
投稿日:2004年 6月 5日(土)14時50分44秒
通報
http://www.chokugen.com/
http://www.chokugen.com/opinion/backnumber/frame_h16.htm
http://www.chokugen.com/opinion/frame_new.htm
のNo.246号と247号です。
[アメリカによるイラク情勢の悪化が、むしろアメリカの目標達成である。と締めくくっていますが、不動明王さんはどのようにお考えでしょうか?]
ある方から、上記サイトを主催している某有名評論家が、最新号の第246,247号で、イラク戦争の混乱は米国の政策失敗ではなく、むしろ成功であるとの指摘に関して、当方のコメントを求められたが、うっかりメールを抹消してしまいましたので、以下、掲示板にてコメントします。
ご紹介の某サイトを主催されておられる方は、当方も講演会を何度も拝聴し、また懇親会で話したこともあります。噂では米国情報機関にも通じておられる方のようで、かなり、信憑性に富んだ情報の持ち主のであるとも指摘されており、この辺からの確実な情報であり、分析であろうと思います。
ところで、米国のイラク戦争の狙いは、既に当HPでも指摘しましたが、何も大量破壊兵器の廃棄とか民主国家の樹立と言うよりも、原油利権の確保とイスラエルの安全保障であろうと思います。前者は単純な油田の獲得というのもありますが、むしろ原油決済をドルからユーロに移行させようとしたフセイン政権を緊急に打倒させる必要があったものでしょう。それ故に独仏もユーロ防衛や自らの利権確保に向けて強硬に反対したものです。この結果、リビアも北朝鮮もイランもユーロへの決済変更を断念しました。ロシアだけは米国と張り合ってユーロ移行を仄めかし米国を牽制しているようです。昨年秋には、中近東で超小型核兵器の先制使用も辞さないと警告を発したほどです。
また後者のイスラエルの安全保障とは、イスラエルの水の確保であり、目下、ゴラン高原などからの雪解け水だけでは、人口増や産業の発展に際して大きく不足する水源の確保に当たり、イラクのチグリス、ユーフラテス河の確保にあったように思われます。イスラエルの国旗の二本線はナイル河とチグリス・ユーフラテス河を示しており、旧約聖書に約束されたユダヤ人の土地であるようです。即ち、最終的には大イスラエル主義の領土拡張政策が絡んできているのではないかと思います。
今回も新生イラク国旗が公表されましたが、実にダビデのマークに代わって月のマーク、そして三大民族を示す三本の横線や、青をあしらった配色などを見ても、実にイスラエル国旗と酷似しており、イスラエルとイラクを親近化させ、統合化し合体化して行こうという背景や意図を感じさせられます。事実、北のクルド人居住地区には大量のイスラエル人が入植しつつあるようです。換言すれば、原油と水の確保を狙って、益々の混乱に乗じてイスラエルによるイラク乗っ取りが進行しているようです。
目下、空中戦が得意ながらも市街戦に苦手な米軍に代わって、イスラエル兵が米軍を指揮し支援しているとの情報もあるようです。パレスチナ紛争の経験とノウハウを提供して、イスラエルが背後で暗躍しているようです。これを見ると、イラクが安定すると言うよりも、実にイスラエルにとって見れば、パレスチナ紛争がイラクにも拡大して行けば、イスラエルの安全保障確保に際して、イラクへの攻撃介入が正当化されるというものでありましょう。
即ち、既に一部では、イラクのパレスチナ化、最終的には中東全体のパレスチナ化が目標ではないかと疑われております。イラクから周辺諸国へ混乱が拡大して行った方がイスラエルの介入を正当化し、イスラエルによる領土拡張という真の野望が達成しやすい環境が出来るというものでしょう。今や、米国政権はユダヤ勢力、キリスト教原理主義派とネオコン勢力に支配された親イスラエル勢力であり、政策もイスラエルのシナリオに乗っかって展開しているように思います。
これら一連のイラクの混乱状況や今後の動向推移を展望すると、イラク情勢が安定すると言うよりも、逆に混乱化して行った方が、イラク国家解体や民族流浪へと繋がって、大イスラエル主義に基ずく領土拡張による占領支配が達成しやすい状況が生まれて来るというものでしょう。国連施設の爆破や、イラク住民を狙った無差別テロ、そしてサウジやシリアなどの爆破テロ事件に関しても、一体誰の犯行が解りませんが、案外、混乱を煽ることでは、反米テロ勢力と不思議と一致した勢力かも知れません。今のところは、事態の推移を注意深く見守っていくしかありません。
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